九州、特に福岡は「ラーメン、水炊き、もつ鍋…」というように黄金バッター達が手ぐすねを引いて待ち構えているイメージが強いのだが、実は福岡地元の人は「やっぱりね、うどんよ」と言うとか言わないとか。
実際、この前FMラジオにて有名人の方が、最近は福岡でうどんを食べるのが密かなブームらしい、と漏らしていたとか。
そんな訳で、福岡県には様々なうどんチェーン店が存在しているのは言うまでもない話であるが、佐賀県民として遠出する時に頻繁に利用すると思われる国道34号線、JR長崎本線は肥前山口駅から少し東側に位置するのが、うちだ屋である。

誰もがこのうちだ屋を目にしながら、車を高速で走らせている都合上スルーせざるを得ないという経験が一度か二度はあるはず。
自分もその口だったのだが、この度小腹が減ったのでたまらずdrive in。
このうちだ屋も福岡のうどんチェーン店。九州に店舗数は50近く存在しているらしい。
佐賀県には4店舗あるというのだが、圧倒的に目にする機会が多いのはこの江北店ではないかと思うのは個人的な感想です。

入り口の食品サンプルというか良く見たら写真?!が古き良き時代を感じさせる。
ラインナップ的に麺+丼という黄金コンボで腹を満たすというパターンになりそうである。
入店。

ファミリーレストランらしく、店内はしっかり広くスペースがあり、すりガラスでの間仕切りや半個室が沢山あるので落ち着いて食事が楽しめる。
また、入り口からすぐのスペースには調味料、お新香などが取り放題ゾーン。ここは節度をもってEnjoyしたい。

こういう店に来たらやはりうどん+どんぶりのセットを注文したくなるのが人情。
このド定番が時々かえってうれしくなることもある。
メインの定食を中心にラインナップされているが目を移してみると、居酒屋メニュー的なものも。

こういう店で酒を飲んで、代行で帰るのかはたまた近くに住んでいる人が歩いてくるのかは地方飲み最大の謎である。
ちなみにお子様メニュー的な甘味も若干心が揺さぶられるのは言うまでもない。
悩んだ挙句、割と腹が減っていたので定番を注文。
待つこと7,8分・・・。

この安心感、流石である。
ほわほわ~っとカツ丼&うどんから立ち込める若干の熱気が食欲をそそる。
Simple is bestなのか。
早速うどんからすする。

九州のうどんが再評価されているという話を最近よく聞くのだが、ここも九州らしく若干の薄味で優しくしみこむ柔らか麺。
といっても伊勢うどんほど伸び切った(?)感じでなく、しっかりと弾力も感じさせてくれるのだから〆はうどんだよねという人が多いのも頷ける。
優しいうどんと確りと味の付いたカツ丼、この最強コラボを最初に考えた人には感謝したいものである。
果たしてカツ丼は。

定食屋のカツ丼という合格点をちゃんと超える、安定の飛行に食べる側も安心である。
定食屋らしく米の量が多く、年々食べるのが億劫になってくるものだが、いい具合に醤油と卵が絡んだカツはうどんとの相性がやはり抜群である。
特に「ここがすごい!」と特筆する内容はないのだが、安心して入店、食事ができるのが地方チェーンの最大の魅力であろう。
位置的にもちょっと寄ろうと思える立地がGoodである、伊万里武雄から佐賀に向かう際にはアクセスがしやすいのだが逆は少し迂回する必要があるので、そこだけ留意。
うちだ屋 江北店
佐賀県杵島郡江北町佐留志2068-3